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自分の自分による自分のための記録

【QGIS】あるポリゴンの範囲を選択する(場所による選択)〜J-SHISデータを活用〜

Tips Tips-QGIS

ちょっと間が空きましたが、QGISネタです。最近さらにQGISをパワーユーズする機会が増えてきました。と言ってもまだまだアングラな感じで普及活動に近いレベルです。とにかくやり続けなければ。

今回は、例えば点群のポイントデータを、あるポリゴンで選択してその部分だけ保存するという作業をやってみます。以外とこの作業は、あったらいいなぁと思う瞬間はあるものの、これまであまりやり方を知らなかったので、改めてやり方を確認してみた感じです。

今回使うデータはこちら。

データ名 出所
確率論的地震動予測地図
(50 年間超過確率 39%となる計測震度:T50_P39_SI)
地震ハザードステーション「J-shis」
大阪府のポリゴンデータ Esri Japan webサイト

最終イメージはこちら
f:id:demacassette:20160412235045p:plain:w400

では手順です。

必要データを用意

 ここでは、別になんでもいいのですが、せっかくなので意味のあるデータを使います。今回初登場のJ-shisデータです。
J-SHISって何?という方はこちらから↓
www.j-shis.bosai.go.jp
画面はこちら
f:id:demacassette:20160412233304p:plain

小難しいことは置いといて、地震ハザードステーションでは、過去の日本での地震断層、プレートの状況から予測される震度データが公開されています。しかも、なんとシェープファイル形式でも公開されているのです!これはダウンロードして活用するしかないですよね。
f:id:demacassette:20160412233236p:plain

ここから、今回使う範囲のデータをダウンロードしておきます。ここで注意したいのは、全国一括データもダウンロード可能なのですが、1つあたり10~20MBありますので、全国だと800MBくらいになってしまいます。これ、一回ダウンロードしてみましたが、QGIS上で表示するまでに時間がかかりすぎて、使い物になりません。必要な部分だけ使用することをお勧めします。

データを結合

 これは、以前記述していますので、そちらを参照ください。目的としては、前述のJーSHISデータは、各エリアごとに違うファイル、レイヤになっていますので、扱いにくいです。そのため、ファイルを結合しておくというわけです。
demacassette2.hateblo.jp

データを結合したら、プロパティで段階に分けて色分けして表示しておくとイメージがわきます。
f:id:demacassette:20160412234255p:plain
「50 年間超過確率 39%となる計測震度:T50_P39_SI」を等間隔で分類
凡例はこちら
f:id:demacassette:20160412234412p:plain
数字は予測される計測震度。計測震度は、5なら震度5弱、6.9なら震度6強といった感じで、震度とほぼ対応したものです。

選択範囲に使うポリゴンを用意

 このステップは大事です。今回は、J-SHISで示された将来起こり得る地震の震度情報を大阪府のみで表示する都いうのが目的です。ん?これもなんか過去にあったような。そうです。この作業はクリップに似ています。
demacassette2.hateblo.jp
確かに、クリップでも同じことはできるのですが、クリップの場合は、手間が一つ増えます。今回の場合、大阪府の外郭ポリゴンを融合によって作っておく必要があります。しかし今回の場所による選択であれば、外郭ポリゴンは必要ありません。
f:id:demacassette:20160412234113p:plain
この状態でOK

場所による選択を実施

 いよいよ場所による選択をしてみます。
f:id:demacassette:20160412234648p:plain
ここにあります。

設定画面がいつも迷いがち。
f:id:demacassette:20160412234716p:plain
地物を選択するレイヤ=切り取られたいレイヤ
交差する地物レイヤ=切り取りたい範囲を示したレイヤ

今回は、"「近畿 SI」という余計な部分がたくさんあるポリゴンレイヤから、「大阪府」のみ記されたポリゴンに交差する部分だけ選択する"という意味合いで設定しています。実行して、選択された部分だけ保存してみるとこんな感じ。
f:id:demacassette:20160412235045p:plain

ふー、なんかすっきり。この作業は、実はメッシュが多かったりデータ多いとかなり時間がかかります。ですので、極力余計な部分が少ないようにある程度そぎ落とした状態で、実行したほうが効率は良いかと思います。

あとは煮るなり焼くなりしてみてください。

以上

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