新展開!研究を企画するという仕事をすることになった。


突然ですけど、実は4月から所属する部署が変わりました。これまでは研究職の一担当者として、基礎調査や研究の事業化のための検討を行っていましたが、これからは研究を広い目でマネジメントするような部署に異動になりました。入社11年目にして、大きな進路変更となります。最初は俯いてみたり、深く考え込んでみたりしましたが、そうも言ってられませんので、一旦リセットして頑張ろうという気になりました。「今いる環境で最大限がんばれ!」と誰か偉い人が言っていたように思います。


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(ある意味、こうゆう感じ?)

そして、このような環境変化があると、人間はまた一つ頑張ろうという気になるものだなぁと実感しつつ、初心に帰り、勉強せねば!となった次第です。そこで、研究を企画する、統括する、事業に結びつけるとは一体どうゆうことなのか?この辺りについて、かるーく、とてもかるーく触れてみたいと思いました。ので、ネット上にある記事を集めてみました。


研究開発マネジメントノート : 研究における企画という仕事
2012年の記事で多少は古いのかもしれませんが、本質的にはブレない内容だと思います。

↓記事より引用

研究開発組織に「企画」と名のつく部署を設けておられる企業は多いと思います。企業における研究開発では、研究者が行なう実際の研究活動の他に、様々な補助的業務が必要です。例えば、研究組織の運営、テーマやプロジェクトの選定と見直し、予算配分、人員配置、環境整備、制度(しくみ)整備、教育と育成、労務、安全、設備、法規制などへの対応、情報の管理と収集、資料整備、研究成果蓄積、市場や環境動向の調査、標準化(公的規格対応なども含む)、品質管理、外部対応(社内外)、対外交渉、宣伝広報、知的財産の管理と活用、等々の業務を行なう必要があります。

その通りです。おっしゃる通りの企画部門に所属することになりましたので、余計に耳が痛い内容です。実はやることが多い上に、研究者の成果をより良いものにしていくという大事な役割を持っていることは、なんとなく感じていました。ハラハラしますね、そんなことができるのかなぁ。

「研究に関して何かを企て計画する」ことに関わる業務の遂行は「企画」担当者の分担になることが多いと思います。
具体的には、研究グループを超えた研究部門全体の計画と管理、グループ間の調整、研究成果の公平な立場での評価や、経営層と研究グループの橋渡し(経営戦略の徹底、成果のPR、他部署との連携など)など、研究グループの外側の立場から研究活動に付随して発生する業務を担当することが求められるようです。もちろんこれらは必要な業務でしょうが、「企画」として行なうべき機能と担当者の能力を十分に発揮できているか、より多くの研究成果の獲得につなげられているかは考え直してみる価値があるのではないでしょうか。

確かに、異動前の一担当者から見た研究の企画部門は、実はたくさんの細々した業務を担っているんだろうなぁと思っていました。しかし、それらはあまりオープンになっておらず、多くの人には「一体何をやっているのか?本当の役割を果たしてくれ!」という疑念と期待の思いが芽生えることも多かったのかもしれません。

私が「企画」部門に期待することを一言で述べれば、「研究者の能力を超える分野を分担することによって、研究を成功に導くこと」となります。現在の技術的課題の解決のためには、深い専門性が求められるにもかかわらず、研究の成功はひとつの分野の知識のみでは困難なことが多いでしょう。(中略)つまり、研究者の能力を超える部分を誰かがうまく補うような体制で臨む必要がある時代になってきていると思います。その部分を担える部隊があるとすれば、それは「企画」ではないかと思うのです。

これは本当にその通りで、現代社会において、単一の分野だけで解決する課題が少なくなってきているのは事実だと思います。ですから、余計にクセのある研究者同士を連携させ、ときには連携させているように仕向けて、本来目指すべき解決策を生み出せるように導いていくことが重要なのでしょう。しかし、これってかなり大変なのでは?大変だからこそやりがいがあるという意見もあると思いますが、なかなかの若造が、これを実行していくにはそれなりの覚悟が必要だと感じちゃいますね。


・・・と、さらに記事は続いているのですが、これかなり重要な内容になりそうなので、一回では書ききれない気がしてきました。とりあえず、現状の研究の企画部門が置かれている立場を知るに留めて、時期を見てあるべき姿や身につけるスキル、考え方について言及していきたいと思います。



<以下、ググったときに気になった記事>
www.s-shiori.com
detail.chiebukuro.yahoo.co.jp
www.fringe81.com