『ホンダ流ワイガヤのすすめ』(2015年)を読んで、真のコミュニケーションの重要性を再認識。

いかにして企業からイノベーションが生まれる体質にするのか、そんなことを考えている中で、読む価値があると判断された課題図書です。

ホンダ流のワイガヤのすすめ 大ヒットはいつも偶然のひとことから生まれる
ホンダ流のワイガヤのすすめ 大ヒットはいつも偶然のひとことから生まれる

2015年11月に出版されたこの本ですが、ホンダが実践した『ワイガヤ』というコミュニケーション手法について事例を交えて詳しく書かれています。以前レビューした、『ホンダのイノベーションの真髄』でも、ワイガヤの重要性は記されていました。この本は、その詳細解説本といったところでしょうか。

  • 著者について
  • なぜいま、ワイガヤなのか?
    • 日本からイノベーションが消えた?
    • 新しい価値は一人の天才が生み出すわけではない
    • イノベーションの原理「スパイラルアップ」
    • コミュニケーションが停滞している原因
      • 原因1:数値偏重のマネジメントは「悪代官」になる?
      • 原因2:「エビデンスを出せ」が創造性を奪う
      • 原因3:マーケットインにひそむ罠
      • 原因4:高度なオペレーションが品質問題を起こす?
    • すべては「自分の考え」から始まる(けど、意外と自分の考えに向き合うことをしたことがない)
  • ワイガヤが新しい価値を生む理由
    • ワイガヤで大切なこと
    • ホンダの土壌、本田宗一郎の考え
    • ワイガヤ環境のつくり方
  • ワイガヤを実践する
    • メンバー構成:多様なほど良い
    • 場所:社を捨てよ、街へ出よう
    • 進め方:最短距離で結果を出そうとしない
    • リーダーの役割:ムードメーカーになる
    • 議論のコツ:考えを否定しても良い
    • 発想を引き出す:「見える化」でプロセス共有
    • 議論のまとめ:コンセプトシートやビジュアル化
    • 行動に落とす:2階に上げてハシゴを落とす
  • さいごに
  • 参考記事
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イミテーションゲームが面白すぎた。

久々にDVD借りて映画見ました。普通ならSFとか流行り物とかを見るのですが、今回は以前紹介したMust See Listから。なんだか、とにかく共感して泣きそうになったシーンもありました。

イギリスの天才数学者アランチューリングがドイツ軍の最強暗号機エニグマの解読に挑む話です。研究者として無視できないポイントがたくさんありましたので、要点をまとめてみます。

  • あらすじ
  • 成果を出すとはなんなのか?
    • ここでいう成果とはなんなのか?
  • 一つ上を行く視点で考える
    • 何もしていないように見えるやつは、本当に何もしていないのか?
  • 理解してくれそうな人を手堅く味方につける
    • とにかく理解者を味方につけるしかない
  • 目標達成のため、優秀な人材を集める
  • エニグマ解読に至る流れ(完全ネタバレ)
  • 人には必ずコンプレックスがある
  • さいごに
    • 時として誰も想像できないような人物が、想像できないような偉業を成し遂げる
    • 関連
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スタートレックを始めとするSF作品のMust See List

4月以降、多方面の方から、いろんな書物やメデイアを見ろと暗に言われることが多いです。なんか一度にたくさん言われるので、覚えきれないので外部化しておきます。この中の幾つかの作品は自分の目で確かめたいとは思っています。

スタートレック(TV版1966年〜、映画版1979年〜)

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この顔と眉毛はどっかで見たことあるはず!この手の形は挨拶なのか?!

見たいとは思うけど、シリーズ多すぎて、どれから手をつけていいかわかりません。どなたか、おすすめんシリーズを教えてください。ツタヤにあった、最も年代の古い映画版を借りて観てみましたが、なかなかのレトロ感で、内容が頭に入ってきませんでした。

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【はてな】グローバルメニューにFont Awesomeのアイコン導入!

はてなブログをカスタマイズするシリーズです。
今回は、かっこいいブログやwebサイトでよくみる。小さいアイコンを導入してみます。例えばこうゆうの。

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勝手に拝借しました。失礼します。
www.kokoro-fire.com

  • 改造前
  • アイコンの導入方法
  • アイコン導入結果
  • 追記:はてなブログにアイコン用意されてた
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人工知能への理解を高めるために、AIってよくわからないと言う課長さんたちに伝えたいこと。

最近、最も頻繁に使われているバズワードは「人工知能(AI)」ではないでしょうか?

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2001年のスピルバーグ、不朽の名作

この人工知能(以下:AI)については、正しく認識しておかないと、日常的な議論の中で話がかみ合わなくなることがわかってきました(特にインターネットネイティブではない課長(カチョー)のみなさまたちとの議論)。そこで、世の中の人が技術革新と言えばなんでもAIとか言ってしまうことは、しょうがないとして、せめて仕事をする上で関わる人同士では間違いが起きないように、正しい認識を持っておきたいと思い、少し整理してみました。

  • そもそも人工知能とは?
    • 最も古典的な人工知能は17世紀に誕生?
    • 人工知能の定義には議論の余地がまだある
    • そもそも知能を定義づけることはナンセンス!
    • 課題設定は人間しかできないこと
    • おまけ:スプツニ子と人工知能学会
  • 人工知能(AI)の現代の活用事例
    • いろいろある活用例
    • 活用例の大まかな分類
  • AIの誕生で消えるかもしれない職業とか
  • シンギュラリティ(技術的特異点)について。2045年発生予定。
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