『多動力(堀江貴文)』を読んだ。こりゃジッとしていられないなぁ。
これも人から借りた本です。借りたというより、所有者が出張で不在の間に勝手に拝借し、戻ってくる前に返してやるぜ!と意気込んで読みました。
- 作者: 堀江貴文
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2017/05/27
- メディア: 単行本
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多動って、昔は障害と見なされてましたよね。今もかな。
ところが、時代は変わったのです。
既存のレビュー
この本は、今年5月の発売以来、かなり話題になり、各所で引用されていました。
www.ikedahayato.com
bijodoku.com
www.news-postseven.com
だったら、もうこのブログでレビューする意味なくね?
しかも、この本にも書いてあるんですが、基本的に本の内容は、ホリエモンがいろんなところでインタビューに答えた内容をまとめ直しているだけらしい。
「なんや、それ。手抜きやん?」という見方もあるが、
「それでも本になり、話題になり、売れるんかい!!すごいな!」という見方もできる。
私は後者の見方を支持したい。
というわけで、内容のレビューは、他人に任せといて、自分として胸に刻みたいお言葉だけ記録!
今の自分に刺さった言葉たち
ここで、「今の自分」って何?ということになるので、自分なりに整理してみます。
- 仕事の環境が悪い
(人間関係、仕事のやりがい) - 会社で何をやるにも息苦しい
(縦割りの組織、説得相手や報告相手が多い) - 自分を表現できていない
(他人への遠慮、無駄な配慮、余計なことをしない方が得をするという幻想)
簡単に整理すると、こんな状態です。
会社にいれば、避けて通れないころなのかもしれませんが、こういった状態を打破するには、自分の踏ん張りも必要なのかもしれません。
こんな状態の中で、「多動力」を読んだ場合に刺さった言葉としてご覧ください。
「車輪の再発明」はやめよう
この言葉はプログラマーの中ではよく使う言葉らしい。
簡単に言うと、「すでに発明されている車輪というものを、一から作り始めるのは無駄である。」ということらしい。
確かに、現代社会では数多くの便利ツールが出回り、プログラムコードもオープン化されているので、一から"Hello world"を書き始めるのは大変な時間の無駄であろう。
ま、得られることもなくはないと思うが、遠回りですね。
Code Reading プレミアムブックス版 オープンソースから学ぶソフトウェア開発技法
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三つの肩書きを持てば、あなたの価値は一万倍になる
これは、昨今のパラレルキャリアブームにも通ずる内容です。
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実際、最近私が出会う人の多くは、2枚以上の名刺を出してきます。名刺好感は無駄という方もいますが、私は名刺のデザインやその人がこの名刺の時はどうゆう立ち回りをしているのか、を知るために必要なアクティビティだと思っています。
「多動力」の中にも記されている通り、肩書きAと肩書きBを掛け合わせると、さらに新たな価値が生まれるという流れが美しいと思っています。一つの肩書きに縛られる時代ではなく、会社員でも「実はこんなこともしてまして・・・」と言いながら、そっちの方が好きでやってるんじゃん!?という会話が普通にできるようになりました。
もっと、副業とか解禁されればいいのに。解禁されなくてもやるけど。。。
見切り発車は成功のもと
これも、ひろゆき氏の「無敵の思考」とほぼ同じ考え方でしょうね。そもそもあの二人は根底の考え方が似ていますね。
準備にかける時間は無駄。とにかく始めてみて、走りながら考えよう!
これに尽きます。
会社に勤めていると、やれ資料だの、やれ承認だので、とにかく止まることが多いです。この辺をすっ飛ばしてやると、また後から怒られて、次にやりにくくなるしで、ジレンマしかありません。
だから、本当にやりたいことは、社外の活動でやることにしています。
あとは、結果がついてくるように、もっともっと多動するだけですかねw
まずは一つのことにサルのようにハマれ/飽きっぽい人ほど成長する
これは、「多動力」そのものかなぁって思いました。
飽きっぽいけど、一つ一つをある程度学んだり、できるようになってから次に行くことは、きゃっ感的に見ても悪いことではありません。
ちなみに、医学的な多動性障害(ADHD)について振り返ります。
adhd.co.jp
ADHDは、以下の3つの症状が特徴的です。
不注意 集中力が続かない、気が散りやすい、忘れっぽい。
多動性 じっとしていることが苦手で、落ち着かない。
衝動性 思いついた行動について、行ってもよいか考える前に行動してしまう。
正直、「多動力」は完全にこの項目に当てはまりますよね。でも、そうゆう人の方が多くを学び、世界を変えるわけです。
その可能性を秘めているのに、学校教育では異常者と見なされ、それを矯正されます。
それが日本を平均化した、とも言及しています。
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「原液」を作る者と「原液」を薄める者
「原液」とは、思考や主張などのコンセプトを指しているように解釈しました。
例えば、ホリエモン祭をしたい!といった誰かを引きつけるコンセプトでしょう。
ホリエモンは、かなり濃厚な原液を発信しているので、一般人はそのままでは飲み込めません。
だから、原液を薄めて広げてくれる、テレビやSNSなどが重要な役割だとのことです。
しかも、ホリエモンがお願いしなくても、原液を拾って薄めてくれるので、かなりコスパは良いと。
ま、勝手に広めてくれるような存在にホリエモンがいるからであって、普通の人がやれるものではありませんね。
ただ、テレビに取り上げられないまでも、会社内や組織内では同じようなことはできるかもしれません。
そうゆう人間になれているか?とこの本では問われています。
先日読んだ、「無敵の思考」でも、『クリエイターにならない限り幸せにはならない。』と書いていました。
似たようなニュアンスだと思います。
ヒマな人ほど返信が遅く、忙しい人ほど返信が早い
これはよく聞く話です。
忙しい人は、その都度処理をし続けないと、どんどんタスクが溜まってしまいますので、メールはすぐに返す必要があります。
私もそれだけは心がけてます。忙しいわけではないですけどw
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3年で7億稼いだ僕がメールを返信しない理由―自由とお金を引き寄せるこれからの人づきあい
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↑世の中にはいろんな意見があるということですねw
小利口はバカに勝てない
はい、ほんとこれです。
会社内で優秀と言われる人は、小利口な人でしょうね。
ま、小利口な人には世の中を変えるようなことはできないということが、歴史上の出来事や様々なベンチャー企業の事例が証明しています。
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- 作者: 玉田俊平太
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資産が人をダメにする
うん、これは肝に命じたい言葉です。
資産というのは、自分が持っているあらゆるものを指しています。
家電、不動産、資格、過去の実績などなど。
これらは、確かにあると良いものかもしれませんが、何かを達成したいときに必要になるかどうかは別です。
例えば、
「調理の資格を持っているから、カフェでもやるか」
これが一番やばいパターンでしょうね。きっと失敗します。
失敗しないまでも、長続きしないフラグが立っていますね。
一方、
「カフェやって多くの人に喜ばれたいから、調理の資格を取りに行くぜ!!」
なんか、これは成功しそうです。少なくとも周りの人はこっちを応援したい。
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40歳から毎年ひとつずつ資格を取ろう (YELL books)
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なんか、会社の中で出世する際に資格の有無を必要条件にすることがあるらしいですが、馬鹿げていますよね。
さいごに
この手の本は、読みやすいので好きです。
さらに、この手の本の締めくくりは、「あとは日常に落とし込もう!」みたいなメッセージで締めくくられています。
というわけで、私も一つでも二つでも仕事や日常に落とし込みたいと思います。
まずは、周りを気にせず「自分がワクワクする時間を取り戻す」ことから始めたいと思います。
どうなることやらですが、きっと自分も楽しくなるし、周りにも良い影響を及ぼせそうな気がします。
あとは、走りながら考えます。
合わせて読みたい
ホリエモンさん関連は、本がありすぎますね。
- 作者: 堀江貴文
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バカは最強の法則: まんがでわかる「ウシジマくん×ホリエモン」負けない働き方
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ホリエモン×ひろゆき やっぱりヘンだよね ~常識を疑えば未来が開ける~
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