『LIVE SIMPLY』(本田直之, 2014.10)から突き刺さる言葉集


 久々に本のレビューです。仕事の良き先輩にお借りしたのでじっくり読んで気になった部分だけ記録します。

Live Simply シンプルに生きるための162のコトバ
Live Simply シンプルに生きるための162のコトバ

ご自身のこれまでの著書を名言集的にまとめたセルフカバー本(?)と言ってもいいのではないでしょうか。こうゆうのできるから、書籍は出せば出すほど収益上がりそう。。。

本田直之さんと言えば、レバレッジ時間術とかパーソナルマーケティングなどの本を書店で見たことがあります。

パーソナル・マーケティング

パーソナル・マーケティング

この人ですか。。。special.nikkeibp.co.jp

なんか見たことあります。見た目イカツイですね。サーファーっぽいですね。チャラいですね。とか印象は様々ありそうな感じ。(見た目は僕の大学時代の同級生にそっくり)
そういえば、安藤美冬さんとの対談記事を見たことを思い出しました。gendai.ismedia.jp
2013.10.27の記事とは、まぁ古い。

さて気になるワード抽出です。それぞれのワードに私の思うところを簡単に付け足します。

個人サバイバルの時代とは「会社からのはみ出し者」が、自由に生きやすくなる時代 (p23)

なるほど。これがこの本の大前提ですかね。会社員の人は如何にして自分が会社や社会の一部に組み込まれるかを考えてるように思います。それを止めればシンプルに生きられると。

「本業」などなくていい (p36), 仕事と遊びの垣根をなくす (p42), 副業ではなく複業 (p179)

自分の本業とは何か。これは常に問われますが、本業一本しかない人は幅の狭い人と見なされますね。そーゆー人と話してても面白くないし。

言い訳上手な会社員は一番危険 (p63)

これは突き刺さります。言い訳ってマジで麻薬みたいなもので一度成功しちゃうと慢性化しますよね。とりあえず言われたことを全うした上でプラスアルファを言うようにしてます。

面倒臭がり屋、だから成功する (p67)

これ、昔シャーマンキングという漫画に出てきた言葉に似てます。シャーマンキングの主人公の葉(よう)くんはとてもめんどくさがりなんですが、そのゆるさからか人を惹きつけます。面倒くさがりさんは自分ですべてを抱える気がなくて如何に楽できるかを考えるので、人に何かをさせる振り能力が高いのではないかと思います。

長時間労働をしている人は完全に「能力がない人」と評価される (p90), 「忙しい、忙しい」と言うことは、「これが限界です」と言っているのと同じ

どこの会社にもいるのでは?忙しいアピール人間。「最近寝れてないわぁ」も同じ類か。総じて言い訳も多い。

人の時間を奪ってしまう」ことは、大きな罪 (p98)

大企業、大所帯になればなるほどこの意識が薄れるのかも。基本は思いやりな部分もありますかね。

アウェーに出て新しい世界に晒される (p117)

勇気がいるけど自分の成長のためにやるべきこと。

自分の「持ち時間」を把握する (p127)

これもよく認識していない方が多い。スケジュール立てるときなんかに顕著になります。自分でコントロールできる時間なのかそうでないのか。ものづくりやってる人は逆にこの感覚に長けているような。

昇給よりも成長 (p165), 敢えて昇進を受けない「ポジティブ・ディモーション(前向きな降職)」 (p166)

管理職になると完全にいらん仕事ばかりになるので、なりたくないと思ってます。

「年収=あなたの価値」ではない (p168)

そりゃそうでしょうね。真の価値以上に会社の業績が大きな影響力があるはず。

「あいつは早く帰るヤツ」と思わせる (p185)

家庭や他にやりたいことがあれば自然とこうなる。

年賀状を書かない (p188), お土産を買わない (p189)

最近はこれ。費用対効果は低めですからね。

自分よりマインドの高い人、マインドの高いネットワークに加わる (p192)

アウェーに出ることに似てますが、単にアウェーに行っても、そこがなぁなぁの寄り合いみたいなものだとがっかりします。より意識の高い、知識豊富なところに飛び込めば、己の無知を知り、何が武器となるかを探るチャンスを得られると思います。

いくら能力があっても黙っていては誰にも相手にされない (p197)

能ある鷹は爪を隠すってのはビジネスや仕事の世界では全く意味ないですね。戦国時代の戦いのときのみ。能ある鷹は爪を見せびらかさないと誰も否定も応援もしてくれません。私はデスク周りに本を置いたり、自分の作ったビジュアルやらを貼ってます。アンテナ張ってる人はちゃんと食いついてくれますね。

会社の仕組みを自分で作れる人が独立するのに向いている (p207)

これは仕組みを妄想で作るのと実行するのとでは得られるものが違います。小さくても実践できればそれなりの事業センスが得られるのではないかと考えて活動したりしてます。

変化に対応できる者だけが生き残る (p216)

これはダーウィンの進化論の最大の主張です。いろんなことに通ずる普遍的なものなんですね。

自分が何者かを会社のブランドがない状態で説明する (p227)

最後の気になる言葉。これこそ自分とは何か、自分がどう生きるかを本気で考えるきっかけとなる言葉だと思います。私は別のきっかけでこの言葉にたどり着きましたが、普段何気なく過ごしてる会社員は別に考える必要はないことですね。



以上です。

なんかこんな感じでまとめると振り返りやすいですね。これで味をしめたので、また別の本でやります。