M1グランプリ2018の得点を分析してみると意外な結果に?結局は審査員に良い点数をつけてもらった人が勝ちだった。(当たり前ですけど。


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2018年のM-1グランプリは、見事「霜降り明星」が優勝しましたね。

正直、面白すぎてみてて笑い転げました。過去の優勝者で言えば、アンタッチャブルフットボールアワーNON STYLEに近いお笑いのスタイルだったのではないでしょうか。

とにかく笑いの弾丸を撃ち続けていた印象。

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何と言っても一番笑いの量が多く、質が高かった(と思った)

これも分析したいのですが、そのためのデータがないので、今は割愛します。
あくまで個人的な意見ですが、笑いの数が多くて、さらに一つ一つが単純なツッコミではなかった点が、聞いている側を飽きさせなかった要因ではないかと思います。


笑いの量を分析するなら、吉本クリエイティブエージェンシーとオムロンさんらが行なっている実証実験がそのまま使えるのではないでしょうか。
www.omron.co.jp

今後は、こんなデータも審査に使われるようになったりして?


審査員の得点が結構バラついた??

今までも気にはなっていたのですが、決勝の全組のネタ(最終決戦除く)について、審査員の点数で見るとどうなんでしょうか。今回は特に点数がばらついていたので、集計してみました。

こちらのサイトですでに集計されていましたので、転記します。
www.mirikai.site
拝借、失礼します。

M-1グランプリ2018 審査員の得点一覧

巨人 礼二 立川 富澤 松本 上沼 合計 順位
見取り図 88 91 85 85 86 83 88 606 9
スーパー
マラドーナ
87 90 89 88 89 85 89 617 7
かまいたち 89 92 92 88 91 90 94 636 5
ジャルジャル 93 93 93 99 90 92 88 648 3
ギャロップ 87 90 89 86 87 86 89 614 8
ゆにばーす 84 91 82 87 86 80 84 594 10
ミキ 90 93 90 89 90 88 98 638 4
トム
ブラウン
87 90 93 97 89 91 86 633 6
霜降り明星 93 96 98 93 91 94 97 662 1
和牛 92 94 94 93 92 93 98 656 2


後半の盛り上がりがそのまま点数に現れていますね。
個人的には、和牛の高得点が理解できませんでしたが、これが審査員の点数ですので、受け入れるしかありません。(この件については、後述)

審査員の得点の統計的サマリー

統計的とか大袈裟に言えるものではないですが、データ分析の基本的な諸元は以下の通りです。

巨人 礼二 立川 富澤 松本 上沼 合計
平均点 89 92 90.5 90.5 89.1 88.2 91.1 630.4
最高点 93 96 98 99 92 94 98 662
最低点 84 90 82 85 86 80 84 594
中央点 88.5 91.5 91 88.5 89.5 89 89 634.5

標準偏差は、あとで掲載

これを株価風に箱ひげ図にするとこんな感じ。
f:id:demacassette:20181203011010p:plain
かなり無理矢理な見方なので、詳しい解説はしませんが、最も点数の変動が大きかったのは、「ナイツ塙さん」と「松本さん」でした。
中川家礼二さん」と「サンド冨澤さん」は、あまり変動がありませんでした。

これを見る限り、上沼さん、松本さん、立川志らくさん、ナイツ塙さんの4人が結果を大きく左右させたということになります。
超テキトーな考察ですけど。。。

フィギュアっぽい採点方式を採用したらどうなるか

ツイッターを眺めていると、「最高点と最低点を除外した点数をその組の点数とすれば良いのではないか」と言った意見がいくつかあった。面白そうなので、その観点で集計をしてみました。

フィギュアっぽい採点方式は、モーグルやスキーのジャンプといった技術点的な要素がある競技にも見られます。正式な名称を調べようと思いましたが、調べ方がわからず、断念。誰か教えてください>

再集計結果はこちら

再集計ルール

  • 各組の最高点と最低点を除外する
  • もし最高点(最低点)が複数ある場合、一人だけ除外する
  • 除外された2人を除く、5人の合計点で順位をつける


フィギュアっぽい採点方式で集計した結果

巨人 礼二 立川 富澤 松本 上沼 合計 順位
見取り図 88 91 85 85 86 83 88 432 9
スーパーマラドーナ 87 90 89 88 89 85 89 442 7
かまいたち 89 92 92 88 91 90 94 454 4
ジャルジャル 93 93 93 99 90 92 88 461 3
ギャロップ 87 90 89 86 87 86 89 438 8
ゆにばーす 84 91 82 87 86 80 84 423 10
ミキ 90 93 90 89 90 88 98 452 5
トムブラウン 87 90 93 97 89 91 86 450 6
霜降り明星 93 96 98 93 91 94 97 473 1
和牛 92 94 94 93 92 93 98 466 2

ちょっと見にくいですけど、取消線で消している得点が除外されたものです。
この採点方式での合計点とランキングも合わせて表記しています。

結果、最終決戦出場者は変わりません!(無駄な苦労やったわー)


ま、実力がある人はどんな条件でも強いということなのでしょうか。



(以下は余談になります)

審査員がどうとかいう問題ではなく、同じルールの中で、戦って優勝しているということ

話は変わりますが、M-1とかキングオブコントなどの賞レースが終わると、よく耳にするのが、こんなコメント。

  • 審査員のチョイスがおかしい
  • 審査員が特定のコンビを贔屓している
  • 会場や視聴者の笑いと連動していない
  • 結局、騒いだ方が優勝する

ま、言っていることはわかります。ただ、M-1というのはコンテストですので、みんな同じルールの中で、勝ち抜けば良いんですよ。」

例えば、もしあなたがM-1に出場するなら、こんなことは想像しますよね?

審査員と出場者が仲が良いとか悪いとかも正直点数に影響しそう・・・
(1〜2点くらいは変動するはず。特に上沼恵美子さんとは知り合いになった方が良さそうだよね。)

審査員が嫌うネタは避けた方が良さそう・・・
(今回の場合、志らく師匠をどうやって攻略するか。)

審査員も、会場がバカ受けしているのに、厳しい点数はつけにくいのではないか・・・
(審査員の性格によるけど、あんまり厳しい点をつけて炎上したくないのではないか。)


これらは、卑怯な作戦なのでしょうか。いやいや、めちゃくちゃ正しい戦略だと思います。

だって、ビジネスだって根回しとかコネクションってめっちゃ大事じゃないですか〜。。。

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ダークサイド・スキル 本当に戦えるリーダーになる7つの裏技

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M-1ってのは、テレビ的にはいろんな要素があるかと思いますが、基本的には勝負のためのプラットフォームなので、ある共通ルールの中で、誰もが挑戦できる、めちゃめちゃ良心的なステージな訳です。

その中で、勝ち抜いていくというのは、かなりの実力の持ち主であることは間違いなくて、コネクションだろうが、根回しだろうが労力を惜しまないはずです。

もちろん、全ては面白い4分間を提供できるという価値を持っていることが前提条件です。

ただし、ほぼ同じ実力のある漫才師でも、賞レースにおいては、審査員との相性やその場の空気で大きく流れが変わると思います。


あと、ナイツの塙さんがすごく納得感のあることをおっしゃってました。
shinsho-plus.shueisha.co.jp


そーなんですよ。M-1グランプリは、関東芸人にはめちゃくちゃ不利なんですよ!
よく考えてみてください。

ま、他にも塙さんが指摘しているようなことはかなり納得感があります。
この件に関しては、書き出すと止まらなくなるので、この辺にしておきます。



兎にも角にも「霜降り明星さん優勝おめでとうございます!」ということですね。
今後の活躍に期待です。