『これ、いったいどうやったら売れるんですか? 身近な疑問からはじめるマーケティング』読んだ


この本は、以前に本屋さんで出会ったものです。

今、書店に並んでいるのは、重版されたもので、広末さん表紙です。
はっきり言って、ジャケ買いです。

そして、買ってみたら初版のカバーも付いています。二枚セットですね。

マーケティングに関する、すごい読みやすい本でしたので、今更ながらサクッと読めました。


著者

永井 孝尚(ながい たかひさ)氏

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マーケティング戦略アドバイザー。
ウォンツアンドバリュー 株式会社 代表。

1984年に慶應義塾大学工学部・計測工学科を卒業。
同年、日本アイ・ビー・エム株式会社に入社。
1991年、IBM大和研究所の製品プランナー、製品開発マネージャー。
1998年、戦略マーケティングマネージャー。CRMソリューション、ソフトウェア事業部などの事業戦略と実施を担当。
2012年、ソフトウェア事業部の人材育成部長。人材育成戦略立案と実施を担当。
2013年6月、日本アイ・ビー・エムを退社。
同年7月、オフィス永井(現在、ウォンツアンドバリュー)の代表に就任。

専門用語を使わずにわかりやすい言葉でマーケティングを伝えるプロとして、幅広い企業や団体を対象に講演やワークショップ研修を実施。さらに書籍・雑誌の執筆、メディア出演などで、より多くの人たちにマーケティングの面白さを伝えて続けている。

出所:永井孝尚オフィシャルサイト | 永井孝尚オフィシャルサイト


確かに、専門用語を使わずに(極力優しい表現で)、説明してくださっている気がしました。だからとても読みやすい。そして、この本以外も読んでみたいと思えるものでした。

toyokeizai.net
※この記事見て、初めてヒカルの動画見ましたが、なかなかの挑戦的企画ですね。これは話題なるわ。



なんでセブンの隣にセブンができるの?

これはいわゆるドミナント戦略というやつです。私も大学時代に不思議に思っていましたが、そうゆう戦略もあるのか、と今は納得しています。
business.nikkeibp.co.jp


この戦略をとることで、運搬効率を高めたり、そのエリアの顧客を総取りしようとする狙いがあります。単体のお店の売り上げは分散される可能性もありますが、総合的にエリアを勝ちに行く戦略です。


きゃりーぱみゅぱみゅは、どうやってキャズムを乗り越えたか?

キャズムというのは、いわゆる新しい物好き(イノベーター、アーリーアダプター)層よりさらに販路を拡大しようとする際に現れる溝のことのようです。通常、世の中になかった新しい価値観のあるものは、一般の保守層には受け入れられにくいことから、このキャズムをどう乗り越えて、大きな事業にしていくかがイノベーションのジレンマとか言われる話です。
www.itmedia.co.jp


きゃりーぱみゅぱみゅは、そのキャズムを戦略的に乗り越えたとされています。

これは知らなかった。面白い描かれ方をしているので、ぜひ見てみてください。


総評

今回、レビュー内容はかなりアッサリしています。ちょっとサボってますね。

しかし、この本はお手頃だし、すぐ読めるので、ぜひ手に取ってみてはどうかと思います。

また、巻末の参考文献の中には、さらに深く知りたい場合の読み物が列挙されています。
ほとんどが永井さんの著書であることも着目すべき点ですw


参考図書

本書で紹介されているものをいくつかピックアップ!

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