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Without Me

自分の自分による自分のための記録

『仕事の問題地図』を書店でジャケ買いして、結果、爆読みした。

某○ュンク堂書店が私が住んでいる県に初出店したということで、早速行ってみた際に、ジャケ買いしちゃいました。ジャケ買いと言っても、いつものパターンで、目次を見て、気になる項だけさっと読んでから、これは今必要だと感じたので買いました。

仕事の問題地図 ~「で、どこから変える?」進捗しない、ムリ・ムダだらけの働き方
仕事の問題地図 ~「で、どこから変える?」進捗しない、ムリ・ムダだらけの働き方


そして、家に帰るや否や爆読みしてしまった。なぜかと言えば、まさに今、うちの会社で問題として起きていることを見透かされているようだったからです。さらに、私の部署は、その起きている問題をなんとか解決して、良い方向に導かないといけない役割だからです。

著者

沢渡あまね氏

公式プロフィール
amane-career.com

twitterアカウントあり
twitter.com


とにかく言いたいこと=「だって、人間だもの!」

 この本が最も伝えたいテーマは、「仕事がなぜだが、進まない、期限通りに終わらない。そういった事象の中では、何が問題になっているのか。その処方箋はどんなものがあるのか、原因と対策を紹介します。」といったところだと思います。

 そして、まえがきのところから、連発されているのは、「だって、人間だもの!」です。

 一見、言い訳じみた表現に見えますが、実はそうではないのです。

 仕事がなかなかうまくいかないのは、仕事そのものが、そして仕事をする私たちも生き物だからです。
(中略)
 どれもこれも、人間の意識や気持ちの部分が大きく影響しているものばかり。正論や「べき論」をふりかざしても、どうにもなりません。キレイごとだけの対策を並べ立ててもダメなのです。

 夏休みの終わり間際まで宿題をやらない子供たち。ルールで縛っただけでは、計画表を作らせただけでは、うまくいかないですよね。目先に大きな誘惑があれば、子どもは計画そっちのけで遊んでしまいます。

 「ビジネスマンは、子どもと一緒にするな!」といった意見も聞こえてきそうですが、実際、仕事をする人もその結果を受け取る人も人間なわけですから、確かにいろんな人間臭さがあるはずです。それを丸ごとひとつに考えて、「ルールを決めれば、動くのが当然」だとか、「ルール通りに動かないから計画が破綻するんだ」とか言うのは、やはり人に寄り添っていない気がします。私のポリシーとしては、人はケツを叩くのではなく、前向きなマインドでやったほうが、良い結果に結びつく確率は高いと信じています。何より、人間関係が良好に保てる確率が上がるからです。

ま、持論はここまでにします。

この本は、表紙を開いたところに、見開きの問題地図というものがありまして、これがとてもわかりやすいのです。この問題地図を見ながら、各章を読むなり、振り返りの際は、必要な章だけ読み返せば良いというわけです。



わかりやすい目次(構成)

 問題地図に示されているように、「仕事がうまくすすまない」要因となっているポイントごとに、「○丁目」と親しみやすいタイトルをつけて、整理されています。基本的に1丁目から確認するほうが良いと思いますが、必ずしも1丁目からクリアできるわけでもないので、順番に見ながらも、その都度読み返すような読み方をしました。

 各丁目で感じたことだけ、記しておきます。


1丁目:計画不在

 確かに、これは最も始めに出てくる問題でしょうね。夏休みの宿題も、計画がなければ、計画倒れということも起きませんから、とても大事なことです。特にチームで仕事をする場合は、計画を共有し確認することで進捗が見えます。

 ときに、「やったことがないのだから計画など立てられない」とか「新しいことに挑戦するのだから、やりながら進めればいい(研究開発系)」と言った声が聞こえますが、この考え方が根本的に間違っているということに気づくしかありません。

対策

 知らないことは誰にでもありますから、知らないからできないということではなく、知っている人に聞くとか、類似の事例から類推するなどの工夫をした上で、下手なりにやるべきことを抽出し、構造化しておおまかな計画を立てる必要があると提案されています。

 これは、いわゆるタスクマネジメントの考え方だと思います。特に、結果が見えにくいようなルーティーンワークではない職種の方は意識しないと何も結果が出ないということになります。

仕事の成功はダンドリで決まる!カレーで学ぶプロジェクトマネジメント

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2丁目:進捗不明

 1丁目に連動しています。計画がなければ、進捗もわかりません。つまり、「やりながら進める」とか「カンでなんとかなる」とか言っている人と仕事をすると、一体何をどの時期までに済ませれば良いのかが見えず、優先度が下がってしまうか、的外れな仕事をしてしまいます。これは実感済み。

 進捗に関しては、一応部下が上司に報告する義務があるとされています。当然、上司は部下の進捗管理をする義務があるのですが、なぜか部下からしておかないと、罪は大きくなる傾向があります。その処方箋として提案されているのが、コミュニケーション計画です。

対策

 あらかじめ、定期的に(半強制的に)報告や相談の日時を決めておくことで、それまでに何をどのレベルで報告しないといけないか、伝えておかないといけないかが抜けにくいという対策です。確かにそうだ、としか言いようがありません。


3丁目:一体感がない

 これが、今私が組織内で抱える最大関心事です。この感覚がないと、たとえ仕事自体にやりがいがあっても、「会社に行きたくない」とすら思ってしまいます。

 

対策

 ここでは、三つ示されています。三つのケジメと称されています。大事なので、まんま記載。

  1. 目的を共有して! :「この仕事は何のためにやるのか?」という意義を"定期的に共有し確認"することが大事。
  2. 終わりを見せて! :「終わりが見えないと人は離れていく」を理解して、「ここまでやればゴールだ!」を明確にする。
  3. 役割と期待を明確にして!:部下の中には、「私はサポート役だと思っていた」という認識だったり、上司の期待と認識にギャップが生まれる場合があります。(これも実感済み)これを埋めるには、

4丁目:モチベーションが低い

 これも頭が痛い問題です。モチベーションってなんで上がったり下がったりするのでしょうね。それは、「人間だもの、人それぞれ違うさ」という解釈のようです。

 低モチベーション・やらされ感をもたらす原因群は大きく以下の3つだそうです。

①信頼・愛着ゾーン
②過剰期待ゾーン
③あいまいゾーン

 それぞれ、詳しくは記しませんが、個人的にモチベーションが下がるのは、①②③が複合して起きたとき、最低のモチベーションになるとおもっています。

例えば、「自分のスキルや特技を発揮できそうになくて(①)、上司からの役割もはっきりせず(③)、大きなことを要求されているがそれを勝手な思い込みで期待されている(②)」
これが、今年度の私に降りかかった試練でした。。。そしれいまだに解消できず。

対策

 これに関しては、ほんとに良い対策プリーズ!という気持ちです。

しかし、この本では、「知る場を設けよう」に集約されています。

個人的には、それでは足りないんですよね。知ったところで、お互いに興味がないというか、知る必然性を感じていないというか、無関心というか。やばい、どうしよっかな。。。 


5丁目:期限に終わらない

 よくあります。もちろん不可抗力もあります。でも、それらは言い訳になります。言い訳したくない。。。では、期限を守るしかない!でも、突発的な仕事が来るし、それはその時点では緊急度が高い。なんか、悪循環起きてますね。これ、最近の私です。ある種燃え尽き症候群の状況もあり、ちょっとボーとする時期があったのも事実です。人間、目指すものが薄れるとほんとに行動力って落ちますね。実感。。。


対策

 ここでは、変更要求の多いIT業界の人が使っているという「変更管理」という手法が紹介されています。いったいどうゆうことなのか?

 当初立てた計画を実行していく中で、自分たちがコントロールできない状況の変化により、計画を変更せざるを得ないことを受け入れるということです。そして、急な横やりに対して、対応できる時間を1日1時間程度確保しておくということや、ほんとに集中したいときは、デスクではないところに雲隠れするということらしいです。



(以下は、のちほど更新します。近いうちに・・・)

6丁目:意見を言わない

7丁目:有識者不在

8丁目:抵抗勢力の壁

9丁目:対立を避ける

10丁目:失敗しっぱなし

感想

 この手の本はいくつも出ているかと思いますが、読みやすさ、とっつきやすさが売りだと感じました。やはり書籍も競争の中で戦っているので、同じ内容を書くのでも、デザインや展開、実例の紹介の仕方など、様々な表現方法があるものだなぁと改めて感じました。

 内容的には、勉強になりましたが、まだまだ他にも今回取り上げられていた問題に対する処方箋はありそうだろうというのが本音です。そして、それを自ら実践していかないといけない仕事に就いているということも身にしみました。

 最近は、これまでやったことに満足して、すこし思考も停滞していた部分があります。それがブログの更新頻度に露骨に影響していましたね。ここで、頭と体を切り替えて、いかに今ある仕事を楽しくやるか、期待以上のものを返すか、というマインドで頑張っていきたいと思いました。

 そういった意味では、この本に書店で偶然手に取り、しかも出版4日後に購入したということも何か運命的なのかもしれません。精神論だけではありませんが、とりあえずマインド、モチベーション向上に寄与する本だと思いました。

購入日:2017年3月25日


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