本当に風の力で歩くとは!?『大人の科学マガジン テオ・ヤンセン式 二足歩行ロボット』編


ここ最近は、ロボットとか電子工作に興味を持ち始め、とりあえず手っ取り早く感覚をつかめる媒体を探していました。会社の中には、それぞれの専門家がいて、いろいろ話を聞けるような、ありがたい環境ではありますが、やはり自分の中に感覚的なものが欲しいわけです。

そんなとき、「大人の科学マガジン」の存在を思い出しました。大昔に二眼カメラを作ったことがありましたが、そのときは何にも活用しませんでした。でもこのシリーズを改めて見ると、まさに手軽にカジるための媒体がここにあるではないか!!と思うばかりです。こんな楽しい書籍に今までなぜ手をつけなかったのか。。。

そして、今回はこれを購入。

自宅に届くやいなや、組み立ててみます。

初版は、2012年と相当古い。

テオ・ヤンセンとは

 テオ・ヤンセン(1948年-)
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 オランダの彫刻家(キネティック・アーティスト)、物理学者。オランダ、デン・ハーグ、スヘフェニンゲン出身。デルフト工科大学で物理学を学ぶ。1990年、風力で動作するストランドビースト(ビーチアニマル:オランダ語で、砂浜を意味する”Strand”と生命体を意味する”Beest”の2語を繋げた造語。)の制作を開始。科学を利用した多くの芸術作品を作成している。
テオ・ヤンセン (彫刻家) - Wikipedia

どこかの企業CMで使われて、知れ渡った印象があります。私もそれで初めて知りました。もともときっと有名だったのでしょうけれど。

中外製薬TVCF
(なんとなく、これではない気もしますが)

<関連>
theojansen.net

テオ・ヤンセンペーパークラフト

テオ・ヤンセンペーパークラフト



とりあえず開ける

付録を開けるとこんな感じ。

なんか細かいパーツが多いので、子供が寝静まってから、組み立てることを決意。

組み立て開始!

さ、やるぞ!と思ったが、まずはパーツの確認。おっ広げてみる。

多いな。。。本当に組み立てられるのだろうか?

第一段階:左脚

付属の本に組み立て方が書いてあるので、何も考えず、それに従うしかないです。

経過時間:15分

第二段階:右脚

 今度は右脚。左右対称なのかと思いきや、そうではないので、一つずつ丁寧に仕上げていく必要があります。とりあえず到達。

経過時間:30分

第三段階:本体組み立て

ここからは、私の三次元処理能力が追いつかなくなります。いよいよ、全体像が見えてくる。はず?

説明書も、カオスってきました。

そして、右脚に間違い発見!修正で10分ほど費やします。

ここからどうなるのか、この時点では、あまり想像できません。

歯車とかなんとかはめた。


経過時間:60分

足と風車を取り付ける

さて、最終段階。感動のフィナーレに導けるか?

なんとなく、形になってきました。二足歩行感が出てます。

経過時間:90分

完成!感動!!

そして、出来ました!マジ難しかった。

風車がついて、堂々たるテオヤンセン感です。


そして、いよいよ、実際に正面から息を吹いてみる。。。
はてなだと動画があげられないので、twitter経由で。

ほ、本当に歩いてくる!!!
これはマジで感動ものです。
よちよち歩いてくるので、子供みたいです。
ロボットなのに、生物っぽい動きをする不思議な作品ですね。


感想

 組み立てた後は、達成感ありましたが、正直これは難しかったです。パーツが細かいのと、最終イメージがしにくいので、随所に「これであってるのか?」という疑念を抱きながら組み立てていきました。案の定、いくつかのミステイクをしており、出戻りがありましたが、1時間半くらいで完成できました。私は機械工学系の人間ではないですが、昔はプラモデル製作、ミニ四駆カスタマイズなどをかじった経験はあります。手先が器用な人であれば、もっと早く完成できるのではないでしょうか。道具は精密用のプラスドライバーだけでいけました。ニッパーがあれば、パーツを綺麗に切り抜くことができて、より良いかもしれません。

  • 難易度:★★★★☆
  • 時 間:★★★☆☆



次は、ミニ卓上掃除機に挑戦予定。