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Without Me

自分の自分による自分のための記録

2015年に読んだ13冊をおさらい(データサイエンスでまちづくりに貢献したい研究者の場合)

memo memo-Books

年末ですね。いろんな場面や媒体で今年のおさらい的なことが出ています。私もそういった動きに便乗しておさらいしてみます。わかりやすいところで、読んだ本たちです。一部は過去にレビューさせてもらってますが、それらも含めて総決算です。後の方にも書いてますが、今年からこのブログを始めた意味が少し出てきました。意識の高まりです。


日付は読了したであろう時期です。

2015.01

1.里山資本主義 日本経済は「安心の原理」で動く

2.地方消滅 - 東京一極集中が招く人口急減

この2つは並んでたのでまとめて買った記憶があります。藻谷浩介さんのまちづくり論である里山資本主義と、たくさん報道されたいわゆる「増田レポート」の書籍版ですね。この2つは中身にもお互いのことが出てきたりしてましたので、合わせて読んで正解でした。さすが本屋さん!


2015.2

3.行動経済学?経済は「感情」で動いている

行動経済学?経済は「感情」で動いている? (光文社新書)

行動経済学?経済は「感情」で動いている? (光文社新書)

これはAmazonでなんかのタイミングでリコメンドされた本だったような。中古本しかないけど面白そうなので購入。結構テクニカルな用語も多く出てきて読み応えありました。レビューするつもりでしたが、まだなのでいつか。

2015.3

4.批判的工学主義の建築:ソーシャル・アーキテクチャをめざして

建築家の藤村龍至さんの新書です。出た瞬間に買いましたが読むのが遅れましたね。NHKの「ニッポンのジレンマ」などによく出られていたので気になり始めていた建築家さんです。建築模型を様々なパターンで作って誰もが見える形で建築計画を具体化していくプロセスについて書かれています。のちに建築学会で目の前にいたりしてビビりましたがいい人でした。



2015.6

5.稼ぐまちが地方を変える―誰も言わなかった10の鉄則

6.人口減少×デザイン

これらも同時購入です。Amazonだったかな。木下斉さんは、東洋経済の連載で強烈に印象に残っています。

toyokeizai.net
これを見て、自分の仕事を客観的に見るようになりました。どうしても大手だと指摘されているようになりがちです。もっとまちに関わる人が自立的にまちを経営していく視点は確かに重要だと再認識しました。
「人口減少×デザイン」は、デザインの力で人口減少社会を考えてみようという意欲作だと思います。
issueplusdesign.jp
Webページも充実していて、任意の自治体を選んで将来推計結果を見ることができます。仕掛けているのは「issue+design」という任意団体(?)です。組織概要 | issue+design 社会の課題に、市民の創造力を。 過去に「できますゼッケン」などでグッドデザイン賞を受賞されています。なんか攻めてますよね。HPもめちゃめちゃおしゃれですし見ていて飽きません。こうゆう感じで私も攻めていきたいっす。劇的参考!



2015.8

7.建築―新しい仕事のかたち―箱の産業から場の産業へ

建築―新しい仕事のかたち―箱の産業から場の産業へ

建築―新しい仕事のかたち―箱の産業から場の産業へ

これ、出版は古いんですけどご縁があって講演会を聞きました。著者の松村教授は、ガチガチの住宅のハード系研究者だったのですが、ハコだけ創る産業はほとんど役目を果たしたということにお気づきになり、今度は「場の産業だ」ということでこの本を書く衝動に駆られたそうです。なんとなく共感できます。私も気持ちの変化を体験した一人ですから。内容としては、既存建物を活用した事例を紹介しつつ、人と人との出会いが新たな場を作っていくということが書かれています。さらっと読める割に内容は濃い。

8.こっそりごっそりまちをかえよう。

こっそりごっそりまちをかえよう。

こっそりごっそりまちをかえよう。

先輩からの借り物です。本屋で見かけて気にはなっていましたが、購入には至りませんでした。内容は、これからまちづくりやまち興しを考えようかなぁと思う人にとって読みやすいと思えるものかな。高層ビルを横に倒してみたら結構長いとか、コンセントでみんな繋がってると思ってみようとか、昔からあった祭りをでっち上げようとか、表現も親しみやすいのが特徴。そして挿絵が可愛いです。著者も建築家の三浦文典さんとイラストレーターの斉藤弥世さんですので、なんかベストマッチという感じ。



2015.9

9.佐藤可士和の打ち合わせ

佐藤可士和の打ち合わせ

佐藤可士和の打ち合わせ

これは以前レビューしました。本当にデザイナーの仕事って普通の人からは想像できないけど、わかりやすく打ち合わせの大事さを伝えています。
demacassette2.hateblo.jp

10.バルミューダ 奇跡のデザイン経営

バルミューダ 奇跡のデザイン経営

バルミューダ 奇跡のデザイン経営

これも先輩からの借り物で、「すぐ読めるから見て」といって渡されたもの。確かにすぐ読み切れました。バルミューダの扇風機って実はあまり存在を知らなかったのですが、この本を読めばこだわりがよくわかってきますので、電器屋さんに行くとついつい探してしまいます。でもほぼ置いてない!

バルミューダ | GreenFan Japan(グリーンファンジャパン)| 自然界の風を再現する扇風機
実勢価格3万円前後。なかなかの高級品ですが、いつか欲しいですね。


2015.10

11.都市を変える水辺アクション

都市を変える水辺アクション:実践ガイド

都市を変える水辺アクション:実践ガイド

この表紙の様子は関西の人なら結構有名ですね。2013年に開催された水都大阪というイベントで川にでっかいアヒルちゃんが登場したときの写真です。このような川や海辺など水辺に関する取り組みを盛り上げようとしている面白い企画がミズベリングです。
mizbering.jp
私は地元のまちづくり活動家が参画していたので、そこから知りましたが、普通に過ごしていたらほぼ接点ないですよね。2015年10月21日にはミズベリング世界会議と題して大規模なイベントがあり、私も参加しましたので、より詳しく知るために本も購入しました。
mizbering.jp
本の内容は、水都大阪に関わるきっかけとプロセスについて、「水辺の利活用の手引き」という感じでまとめられています。まちづくりに関するプロセスにも通ずるところがありますので、大変参考になります。


2015.12

12.Live Simply シンプルに生きるための162のコトバ

Live Simply シンプルに生きるための162のコトバ

Live Simply シンプルに生きるための162のコトバ

これも先輩からの借り物。これはレビュー済みですが、共感できる言葉とちょっと違うなぁという部分もありますが、根本的な思想は好きですね。
demacassette2.hateblo.jp

13.まちづくり デッドライン

まちづくり デッドライン

まちづくり デッドライン

また登場しました木下斉さん、今年最後に読むことになったであろう本です。これは前述の「稼ぐまちが地方を変える―誰も言わなかった10の鉄則」よりもだいぶ古い著書なのですが、まちづくりを体系化するときの先進事例として購入しました。期待通り、まちが突然死しないために今できることがいくつか紹介されており、とても参考になりました。この本での指摘は多少辛口なところもありますが、自立的にまちを運営するためには厳しい現実にも目を向けないといけません。まちを経営するという視点で収支バランスを考えることはビジネスシーンにおいても生かされます。

総まとめ

タイトルにあるように、私はデータ分析やシミュレーションをより現実社会で実用的なものにして、まちづくりを加速させたり失敗を少なくしたいしたいと思っています。最近は痛烈にそれを意識するようになりました。おそらく、このブログを始めることで、何か発信していくという明確な目的意識が芽生えたのだと思います。

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情報発信に関する正のフィードバック


こう考えると、2015年は2014年に比べて多くを学び、自分の中に吸収できた年のように思います。
とりあえず本のまとめのみ。