【QGIS】QGIS3.0がリリースされたので早速インストール

QGIS関連記事がだいぶお久しぶりなのですが、記事にしていないだけで、実はいろいろやってました。その一つに、QGIS3.0インストール&お試しがあります。


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QGISプロジェクトへようこそ!


触ってみた感触をざっとご紹介!

  • QGISとは
  • QGIS3.0 early adopterとは
  • QGIS3.0をインストール
  • QGIS3.0になって変わったこと
  • さいごに

QGISとは

これはもう言わずもがなですが、一応念のため言及しておきます。

GIS・・・Geographic Information System(地理情報システム)
QGIS・・・Q(究極に使いやすいオープンソースな)GIS

違います!

昔は、Quantum GISと名乗っていましたが、いまはその意味ではないようです。じゃあQってなに?
QGIS - Wikipedia

一般的に市販されているGISをソフトをまともに買うと、最低でも30万円位するんです。
一方、QGISオープンソースのため無料! ただし保守とかメンテは自己責任でね。

機能面では、いまやQGISの方が使いやすいのではないか?と思うくらいです。世界の有志が助け合って、ソフトの機能や使い勝手を高めてくれています。

詳しい内容は、いろんなスライドシェアなどを参照ください。例えばこれ。

www.slideshare.net

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【QGIS】フィールド計算機での文字列の結合、NULLの扱い。

f:id:demacassette:20160519234058p:plain:w200:rightQGISではいろんなことができますが、フリーソフトであるがゆえに正式なマニュアルが整備されていないものです。が、世界の有志がいろんなケーススタディとして、マニュアルのような情報にはアクセスできます。そんな先生サイトを参考にしつつ、今回はいつも苦戦してしまう、フィールド計算機の使い方や文字列の扱いに関して記録しておきます。

  • フィールド計算機とは
  • 基本的な使い方
  • よく使う関数
    • 演算子
      • +, -, *, /, %:普通の演算子
      • ||:文字列を結合する
      • LIKE, IS:一致するなら1を返す
      • AND, OR
    • 条件
      • CASE ELSE
    • 変換
      • toint, toreal, tostring
    • 文字列
      • concat
      • left
  • NULLの扱い
  • 関連図書
  • 参考にした先生サイト
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【QGIS】あるポリゴンの範囲を選択する(場所による選択)〜J-SHISデータを活用〜

ちょっと間が空きましたが、QGISネタです。最近さらにQGISをパワーユーズする機会が増えてきました。と言ってもまだまだアングラな感じで普及活動に近いレベルです。とにかくやり続けなければ。

今回は、例えば点群のポイントデータを、あるポリゴンで選択してその部分だけ保存するという作業をやってみます。以外とこの作業は、あったらいいなぁと思う瞬間はあるものの、これまであまりやり方を知らなかったので、改めてやり方を確認してみた感じです。

今回使うデータはこちら。

データ名 出所
確率論的地震動予測地図
(50 年間超過確率 39%となる計測震度:T50_P39_SI)
地震ハザードステーション「J-shis」
大阪府のポリゴンデータ Esri Japan webサイト

最終イメージはこちら
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【QGIS】必要な部分だけクリップする。(クリップの使い方)

QGISは使えば使うほど優秀さがわかってくるツールです。使っているうちに、いつも「あれ、これどう設定するのだっけ?」と悩むことが多々有ります。今回もその一つです。

ベクタ→空間演算ツール→クリップ機能

これ、初めて見たときは、なんかすぐ使えそうな気がしましたが実は曲者です。今回確認した手順と目指すイメージは以下の通り。

<手順>

  1. 切り取られるベクタを用意する
  2. 切り取りたい範囲のポリゴンの外郭線を作成(融合)
  3. 1と2のCRSをプロジェクトCRSに揃える
  4. クリップを実行

結果のイメージ
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【QGIS】選択地物にのみ変更を加える(完全版)

以前、取り急ぎメモで記録していましたが、画像付きでの完全版を記録。

例えば、あるエリアの建物やポイントを選択して、選択された地物の属性だけ変更したいときの手順です。

  1. 変更対象の地物を選択
  2. 属性テーブル→フィールド演算
  3. 既存カラムを更新を選択
  4. 変更したいカラムを選択
  5. 演算スペースに一括入力したい文字や数値を入力。※文字列を挿入する場合、ダブルコーテーション(" ")ではなく、シングルコーテーション(' ')で囲むこと!
  6. 選択フィーチャーだけに適用のチェックボックスにチェックを忘れずに!
  7. OKを押したら念願の一括更新!

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