『コンセプトのつくり方(山田壮夫)』をとりあえず、ふむふむと読んだ。

 この手の本は世の中に溢れてますが、これほど薄いものは珍しい?と思い、ハンドブック的位置付けで買ってみました。

コンセプトのつくり方 たとえば商品開発にも役立つ電通の発想法

 コンセプトを作るとか、ビジョンを作るとか、大事大事とは言われますが、なかなかその重要性を認識し、実践している人は周りにいないように思います。コンセプトばかり作って、その後が続かない人。コンセプトなしにとりあえず作っちゃって、出口がないパターンなど、現実は理想どおりにいきません。そんな現状を見つめながら、自分なりにどういった手が打てるのか?を模索するために、有効な手法のヒントになるかな、と思いささっと読んでみました。

  • 著者について
  • コンセプトの意義
    • コンセプトはサーチライト
  • 十字フレームワーク
  • 課題とコンセプトは裏表
  • コンセプトを導く、4つのモード
    • 感じるモード
    • 散らかすモード
    • 発見!モード
    • 磨くモード
  • 例題
    • 広島かき味のり
  • 関連図書
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『オープンイノベーションの教科書』(2015年)は、ほんとに教科書として持ち歩きたいレベルの良書。

どうやら今月は『課題図書読み漁り月間』のようです。4月に入ってから模索、妄想していた構想がほぼ頭の中にできつつあり、それを現実の事例で検証している感覚です。これが終われば、あとは実践なのですが、このプロセスを怠ると、とっても間違った方向にブレていく可能性もありますので、出来うる限り慎重に勝つ大胆に取り組んでいます。今回の課題図書は、こちら。

オープン・イノベーションの教科書---社外の技術でビジネスをつくる実践ステップ
もろです。思いっきり今妄想していることを確認するためにはベストな題材です。もっと早く見つければよかった?いや、こうゆうのは、自分の意識レベルがどんぴしゃの時に読んでもまだ間に合うと信じています。

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【はてなブログ】「トップへ戻る」ボタンをつけてみた

最近、ちょっとずつブログカスタマイズにハマってきました。記事のカテゴリー整理などはまだまだですが、本のレビューなどを書くようになると、記事全体が長くなり、トップに戻るのが面倒になることが顕在化してきました。そこで、かっこいいブログによくある「トップにもどる」的なボタンの導入を試みました。結果としては、こんな感じ。

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『ホンダ流ワイガヤのすすめ』(2015年)を読んで、真のコミュニケーションの重要性を再認識。

いかにして企業からイノベーションが生まれる体質にするのか、そんなことを考えている中で、読む価値があると判断された課題図書です。

ホンダ流のワイガヤのすすめ 大ヒットはいつも偶然のひとことから生まれる
ホンダ流のワイガヤのすすめ 大ヒットはいつも偶然のひとことから生まれる

2015年11月に出版されたこの本ですが、ホンダが実践した『ワイガヤ』というコミュニケーション手法について事例を交えて詳しく書かれています。以前レビューした、『ホンダのイノベーションの真髄』でも、ワイガヤの重要性は記されていました。この本は、その詳細解説本といったところでしょうか。

  • 著者について
  • なぜいま、ワイガヤなのか?
    • 日本からイノベーションが消えた?
    • 新しい価値は一人の天才が生み出すわけではない
    • イノベーションの原理「スパイラルアップ」
    • コミュニケーションが停滞している原因
      • 原因1:数値偏重のマネジメントは「悪代官」になる?
      • 原因2:「エビデンスを出せ」が創造性を奪う
      • 原因3:マーケットインにひそむ罠
      • 原因4:高度なオペレーションが品質問題を起こす?
    • すべては「自分の考え」から始まる(けど、意外と自分の考えに向き合うことをしたことがない)
  • ワイガヤが新しい価値を生む理由
    • ワイガヤで大切なこと
    • ホンダの土壌、本田宗一郎の考え
    • ワイガヤ環境のつくり方
  • ワイガヤを実践する
    • メンバー構成:多様なほど良い
    • 場所:社を捨てよ、街へ出よう
    • 進め方:最短距離で結果を出そうとしない
    • リーダーの役割:ムードメーカーになる
    • 議論のコツ:考えを否定しても良い
    • 発想を引き出す:「見える化」でプロセス共有
    • 議論のまとめ:コンセプトシートやビジュアル化
    • 行動に落とす:2階に上げてハシゴを落とす
  • さいごに
  • 参考記事
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イミテーションゲームが面白すぎた。

久々にDVD借りて映画見ました。普通ならSFとか流行り物とかを見るのですが、今回は以前紹介したMust See Listから。なんだか、とにかく共感して泣きそうになったシーンもありました。

イギリスの天才数学者アランチューリングがドイツ軍の最強暗号機エニグマの解読に挑む話です。研究者として無視できないポイントがたくさんありましたので、要点をまとめてみます。

  • あらすじ
  • 成果を出すとはなんなのか?
    • ここでいう成果とはなんなのか?
  • 一つ上を行く視点で考える
    • 何もしていないように見えるやつは、本当に何もしていないのか?
  • 理解してくれそうな人を手堅く味方につける
    • とにかく理解者を味方につけるしかない
  • 目標達成のため、優秀な人材を集める
  • エニグマ解読に至る流れ(完全ネタバレ)
  • 人には必ずコンプレックスがある
  • さいごに
    • 時として誰も想像できないような人物が、想像できないような偉業を成し遂げる
    • 関連
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